高齢者でも生活保護の申請はできますか?
[生活保護賃貸] | 投稿者: | コメント:0
生活保護を受給するのにお部屋の広さなどの制限はありますが年齢の制限は設定されておりません。
65歳未満は働ける年齢のためそもそも受給資格がないのでは?というご相談をよく受けますが、18歳から64歳でも就職活動をしているがどうしても就職先が見つからない場合などでも受給できます。またご高齢だから申請ができないということも全くありません。
しかし高齢者の場合、賃貸アパートなど住まいを探す際に大家さんや不動産業者に牽制されるケースもあり、住まい探しで難航する場合もありますので、その際はお気軽にご相談ください。
生活保護受給者の約4割が65歳以上の高齢者
日本の人口の高齢者が占める割合が増える中、年金などによる収入では最低限度の生活を送ることのできない高齢者が増加してきており、生活保護受給者の約4割は高齢者と言われています。
失業などの理由で過去に年金を納めていなかった期間があったり、納めていたが年金受給額がそもそも足りないなど様々ですが、今後も増加の一途をたどる見込みです。
高齢者による生活保護受給者の賃貸アパート探し
高齢者が不動産屋さんを訪れ賃貸物件を探してる旨を相談し、いくつかお部屋を紹介してもらえても、これから生活保護の申請もしくは受給中であることを打ち明けると途端に「ご紹介できる物件がございません」と対応されるお店が少なくなく、賃貸物件探しに苦労している生活困窮者が非常に多いです。
高齢者の場合、保証会社に加入することが高いハードルとなったり、特に単身者ですと孤独死のリスクを懸念し契約に難色を示す大家さんが少なくありません。
しかし現在は生活保護受給者でも加入できる保証会社が少しずつ増えてきたり、万が一単身で死亡してしまってもカバーしてもらえる保険なども存在し、また空室期間があまりにも長くて頭を抱えている大家さんもいますので根気良く探し続けることが重要です。
高齢者で生活保護受給の申請が許可されないケース
高齢者で年金による収入があるけれども、最低限度の生活費に達していなければ誰でも生活保護受給ができるわけではありません。
高齢者の場合、ある程度銀行預金など貯蓄があったり、車や自宅を所有していたりすればまず審査で落とされます。
また、高齢者ではあるが息子さんや娘さんなどが働いており、そちらの扶養に加われるような親族がいる場合も「そちらに扶養してもらってはどうか」と打診されてしまいます。